ATOS型放送新タイプ 海浜幕張駅の新しい放送の解説
2018年2月6日より海浜幕張駅で流れるようになった、ATOS型放送の新タイプ<京葉型ATOS?>を解説します。
(間違いがあるかもしれません)
到着予告放送
英語による放送が追加されました。また、快速などの優等種別は停車駅案内放送も追加されています。
1番線の場合(快速上総一ノ宮行き)
本日も、JR東日本をご利用くださいまして、ありがとうございます。今度の1番線の電車は、11時33分発、快速、上総一ノ宮行きです。
Thank you for riding with JR East. The next departure from track no.1 will be the 11:33 am, Rapid train bound for Kazusa-Ichinomiya.
この電車は、検見川浜、稲毛海岸、千葉みなと、蘇我、鎌取、誉田、土気、大網、永田、本納、新茂原、茂原の順に停車致します。
The next stations the train will be stopping at are Kemigawahama, Inagekaigan, Chibaminato, Soga, Kamatori, Honda, Toke, Oami, Nagata, Honno, Shim-Mobara and Mobara.
英語で時刻を読み上げる際は12時間表記となります。日本語で「15時2分発」とアナウンスされた場合、英語では「the 3:02 pm」となります。
4番線の場合(快速東京行き)
本日も、JR東日本をご利用くださいまして、ありがとうございます。今度の4番線の電車は、12時2分発、快速、東京行きです。
Thank you for riding with JR East. The next departure from track no.4 will be the 12:02 pm, Rapid train bound for Tokyo.
この電車の停車駅は、南船橋、新浦安、舞浜、新木場、八丁堀です。
The train will be stopping at Minami-Funabashi, Shin-Urayasu, Maihama, Shin-Kiba and Hatchobori.
停車駅数によって、停車駅案内放送の文面が変わります。
- 12駅未満の場合
- 日本語「この電車の停車駅は、~、です。」
- 英語「The train will be stopping at~」
- 12駅以上の場合
- 日本語「この電車は、~、の順に停車致します。」
- 英語「The next stations the train will be stopping at are~」
接近放送
日本語は「黄色い線」に代わり、主に私鉄などで採用されている「黄色い点字ブロック」への変更がありました(ただし英語では"the yellow line"とアナウンスされる)。英語放送は、以前まで簡易的なものが一部の駅で流れていましたが、行先まで案内する詳細放送に変更されました。
まもなく、1番線に、快速、上総一ノ宮行きがまいります。危ないですから、黄色い点字ブロックまで、お下がりください。
Your attention please. The Rapid train bound for Kazusa-Ichinomiya, will soon arrive on track no.1. For your safety, please stand behind the yellow line.
また電車の接近中に表示される点滅表示も、日本語の「電車(列車)がまいります」に加え、英語で「Train approaching」と表示されるようになっています。
発車予告放送
こちらの放送にも、英語放送が追加されています。
本日も、JR東日本をご利用くださいまして、ありがとうございます。3番線に停車中の電車は、12時5分発、各駅停車、東京行きです。
Thank you for riding with JR East. The train at track no.3 is the Local train bound for Tokyo, departing at 12:05 pm.
発車まで、しばらくお待ちください。
なお到着放送と発車放送については変更がありません。日本語のみ流れます。
まとめ
この放送はおそらく、2020年の東京オリンピックに備え、外国の方へ電車の行先や停車駅をわかりやすく案内するために導入されたものだと考えています。現在この放送が導入されているのは海浜幕張駅だけですが、後に東京駅などの大規模な駅や、会場周辺駅でも導入されると思います。
ただ、以前に比べて放送時間が長くなっているのが難点です。電車により異なりますが、到着予告放送は1分を超えるものもあるので、高頻度で運転を行う線区では到着予告放送が毎回途切れてしまう可能性があります。(例えば横浜駅3・4番線の場合、日中約4分間隔で、京浜東北線と横浜線の電車が交互に入線してくるため、最後まで流れきれない場合があります)
今後この放送がどのような広がりを見せるのかに注目したいと思います。閲覧ありがとうございました。